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長野の空間線量率

いまさらですが、11月11日発表の文部科学省による航空機モニタリング結果。
詳細ここ

長野県の航空機モニタリングについては、民間ヘリコプターに文部科学省の航空機モニタリングシステムを搭載して、(財)原子力安全技術センターの職員が測定を実施している。

 9 月24 日~10 月7 日(のべ23 回飛行)

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空間線量は軽井沢方面の群馬との県境付近が高いことがわかる。
また、北アルプスや南アルプス、中央アルプス付近も高いことが分かる(水色になってるところ)。
しかしながら、主たるガンマ線放出核種であるセシウムの沈着量は、軽井沢方面にしかない。
アルプス周辺の線量が高いのは、分布する花崗岩類からの自然放射線による影響かと思う。


長野では、軽井沢方面の線量が高いのは知られていたが、マイクロホットスポットの存在も否定できないため、長野県は、落ち葉を燃やし焼き芋するなどを自粛要請するとニュースででていた。同じ論理で言えば、山に入ってきのこ類を取って食べたり、落ち葉を集めて堆肥にしたりすることも避けるべきかと思う。

フクシマの一部でお米から500Bq/kgを越えるものも確認されているようだが(ニュース)、作付けできる土壌が5000Bq/kgまでだったので、いままでの知見で得られていた移行係数では説明できない汚染経路あるいはメカニズムがあるのかもしれない。

大波地区で最大1270Bq/kgの米が確認されたことについて




航空機モニタリングの結果を受けた県東部県境付近の空間放射線量の測定結果
長野県での測定では、最大0.19μSv/hだが、地上1mでの代表点測定なので高いところ(側溝とか、腐食物を含む池沼、水たまりなど)は、もっと高いだろう。

ちなみに0.19も年間に換算すると、1.66mSv (0.19×24×365)となり、ICRPの公衆の(実効)線量限度(1mSv/年)を超過する。

参考資料:自然放射線について (原子力教育支援情報提供サイト
※花崗岩のトンネルを抜ける際の線量の変化図が面白い。
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Commented by えむやま at 2011-11-26 22:39 x
側溝で24h365day過ごすわけではないので、長野で気にすることはないと思いますけどね。
それより花崗岩や宇宙由来のの自然放射線と原発由来の自然界に存在しない放射線に何か違いがあるのか、が気になりますね。
Commented by y-yamatn at 2011-11-27 06:53
外部被曝に関しては気にすることはないと思います。
しかし、大波の米で明らかになったように(本文加筆)、残念ながら市場には汚染されたものが流通している可能性があります。産地偽装もしかりですが、これらによる内部被曝はしらないうちに・・・というのは否定できないと思います。まあ、自分は気にしないですけど、現状はそういうことかと思っています。
自然放射線はK40が主になりますが、これは代謝が早い。原発起源の核種であるストロンチウムやヨウ素と比べると、そういう違いはあるかと思います。
Commented by えむやま at 2011-11-30 11:13 x
安全に関することはシビアになりがちですが、内部被曝に関しても、「内部被曝した直後から呼吸もう○こもおしっこもしません」という計算をやっているので、どうも納得いかないんですよね。
ただ恐れているだけじゃこの先乗りきれないかと思います。
言いたかったことは長野で焚き火くらいいーじゃんってことです。
まーこれから色々わかってくるでしょう。
Commented by y-yamatn at 2011-12-01 22:44
セシウムはアルカリ金属で確かに代謝は早いが、食品から継続的に供給されるから内部被曝も継続するということで計算しているのではないでしょうか。

正しく怖がる、というのはよく言われますが、予防原則、アララ(As Low As Reasonably Achievable)が基本かと思います。ただ、食品にベクレル表示でもない限り、もはやどう気をつけてよいか、、、一般市民には不可能かも。
by y-yamatn | 2011-11-26 19:30 | Days | Comments(4)