2011年 05月 05日
災害ボランティアについて思うこと
★ボランティアに行く前に知りたかった情報はなんだったろう。
自分はもう被災地にいくことはないかもしれないけど、これから行く人のために気がついたことを列記したい。
<行く前に準備すること>
●ボランティア保険に入ること。年間1000円しないので地元の社会福祉協議会で加入。ついでに地元のボラセンからボランティアに行った人がいる場合は話を聞いて情報を得ておく。
長野市社会福祉協議会
長野市災害ボランティア委員会
●自立して活動するために、自炊用具、食料、水、テント、寝袋等を持っていくこと。
※今後、宿泊場所ができれば、地元にお金を落とすために宿に泊まるのもいいでしょうね。食事も地元のお店で食べられれば、その方がよいかも。
●ヘルメット、ゴーグル、マスク、グローブ、カッパなどを準備する。着るものはヘドロ処理をすれば臭いがついて今後着れなくなることあり。
●行き先を決めて、管轄のボラセンに電話して受け入れしてもらえるかどうか確認する。また、現地の状況、ニーズも確認する。
などなどありますが、結局は気持ちが大事なので、自立して動ける用意ができていれば、とりあえず現地にいってしまうというのがいいのでは?と思います。
実は自分もいろいろ心配して情報収集したのですが、GW中は新規受付をしないとか、現地の受け入れ体制がパンクするからGWはさけるべきだとか、テントサイトもいっぱいになってしまうとか、渋滞がひどくなるから行かないほうがいいとか、ありとあらゆるネガティブ情報に惑わされました。
第一、石巻のボラセンは何度電話しても出てくれませんでした・・・
でも結局行ってしまえば、渋滞はそれほどひどくなかったし、ボラセンはなぜか新規受付していたし、ニーズは山ほどあって、現地に迷惑をかけることなどまったくなかった。すべては杞憂であった。
現地ではコンビニやスーパー、ワークマンやレストランがオープンしつつある。
居酒屋もオープンしていた。こういうところを可能な限り利用してお金を落とすのも重要だろう。もし利用できなくても自炊できるようにしておくことも重要と思う。
車がなくてもザックを担いで現地に行けばよい。
ボラセンで車に乗せてくれるひとを探してくれるはずだ。その辺も事前に現地ボラセンに確認しておくとよいだろう。
長野市からは大槌町に毎週木曜日から日曜日にかけて定期的にボランティアに行っているようです。興味ある人は長野市ボラセンに問い合わせてみてください。
→ 詳細ここ
★「遺伝子にスイッチが入る」について 以前のブログ
人はある限界を超えるようなストレスが働いたとき遺伝子にスイッチが入る、らしい。
開き直るとか、腹が据わるとか、そういうのに似ているかもしれませんが、被災地ではそういうものを確かに感じました(医学的によく使われる遺伝子のスイッチとは別物?)。
今回ボランティアさせてもらったのは、前の記事の動画にも出ていますが(ハットをかぶった緑色のツナギを着た方)、大街道地区に多くの不動産を持つ方でした。アパートをたくさん持っていたのですが、すべて津波によって(倒壊こそ免れたものの)ぐちゃぐちゃの状態になってしまいました。ただならぬ状態なわけですが、このお父さんは、一刻も早くアパートを住める状態にして、被災者を受け入れる!という信念を持たれていました。しかもお金を取らないのだと聞きました。
このお父さん自身も御家族を津波でなくされているのです。だからこその信念なのかもしれませんが、この「思い」にボランティアも共感しているのか、どんどん復旧は進んでいて、最終日には1件に入居されていました。
まだまだ周辺にがれきも泥もあるので臭いがあるし、まだインフラも復旧してないのだけれど、自分の家に入るというのは、やはり安心するものだと思います。
大家さんの強い思いは、ボランティアに強いモチベーションを与え、それが達成感につながっていました。大家さんの姿をみていると、被災してすべてを失っても、あきらめず立ち上がれるのは、やはり「遺伝子にスイッチが入っている」のだと思います。
ボランティアにも団結力が生まれていました。同じ思いを持つ人々が集まって一つの目的のために汗を流す。こんなに素晴らしいことはありません。是非、ボランティアを体験することをすべての人々にお勧めします。
おまけ
自分はもう被災地にいくことはないかもしれないけど、これから行く人のために気がついたことを列記したい。
<行く前に準備すること>
●ボランティア保険に入ること。年間1000円しないので地元の社会福祉協議会で加入。ついでに地元のボラセンからボランティアに行った人がいる場合は話を聞いて情報を得ておく。
長野市社会福祉協議会
長野市災害ボランティア委員会
●自立して活動するために、自炊用具、食料、水、テント、寝袋等を持っていくこと。
※今後、宿泊場所ができれば、地元にお金を落とすために宿に泊まるのもいいでしょうね。食事も地元のお店で食べられれば、その方がよいかも。
●ヘルメット、ゴーグル、マスク、グローブ、カッパなどを準備する。着るものはヘドロ処理をすれば臭いがついて今後着れなくなることあり。
●行き先を決めて、管轄のボラセンに電話して受け入れしてもらえるかどうか確認する。また、現地の状況、ニーズも確認する。
などなどありますが、結局は気持ちが大事なので、自立して動ける用意ができていれば、とりあえず現地にいってしまうというのがいいのでは?と思います。
実は自分もいろいろ心配して情報収集したのですが、GW中は新規受付をしないとか、現地の受け入れ体制がパンクするからGWはさけるべきだとか、テントサイトもいっぱいになってしまうとか、渋滞がひどくなるから行かないほうがいいとか、ありとあらゆるネガティブ情報に惑わされました。
第一、石巻のボラセンは何度電話しても出てくれませんでした・・・
でも結局行ってしまえば、渋滞はそれほどひどくなかったし、ボラセンはなぜか新規受付していたし、ニーズは山ほどあって、現地に迷惑をかけることなどまったくなかった。すべては杞憂であった。
現地ではコンビニやスーパー、ワークマンやレストランがオープンしつつある。
居酒屋もオープンしていた。こういうところを可能な限り利用してお金を落とすのも重要だろう。もし利用できなくても自炊できるようにしておくことも重要と思う。
車がなくてもザックを担いで現地に行けばよい。
ボラセンで車に乗せてくれるひとを探してくれるはずだ。その辺も事前に現地ボラセンに確認しておくとよいだろう。
長野市からは大槌町に毎週木曜日から日曜日にかけて定期的にボランティアに行っているようです。興味ある人は長野市ボラセンに問い合わせてみてください。
→ 詳細ここ
★「遺伝子にスイッチが入る」について 以前のブログ
人はある限界を超えるようなストレスが働いたとき遺伝子にスイッチが入る、らしい。
開き直るとか、腹が据わるとか、そういうのに似ているかもしれませんが、被災地ではそういうものを確かに感じました(医学的によく使われる遺伝子のスイッチとは別物?)。
今回ボランティアさせてもらったのは、前の記事の動画にも出ていますが(ハットをかぶった緑色のツナギを着た方)、大街道地区に多くの不動産を持つ方でした。アパートをたくさん持っていたのですが、すべて津波によって(倒壊こそ免れたものの)ぐちゃぐちゃの状態になってしまいました。ただならぬ状態なわけですが、このお父さんは、一刻も早くアパートを住める状態にして、被災者を受け入れる!という信念を持たれていました。しかもお金を取らないのだと聞きました。
このお父さん自身も御家族を津波でなくされているのです。だからこその信念なのかもしれませんが、この「思い」にボランティアも共感しているのか、どんどん復旧は進んでいて、最終日には1件に入居されていました。
まだまだ周辺にがれきも泥もあるので臭いがあるし、まだインフラも復旧してないのだけれど、自分の家に入るというのは、やはり安心するものだと思います。
大家さんの強い思いは、ボランティアに強いモチベーションを与え、それが達成感につながっていました。大家さんの姿をみていると、被災してすべてを失っても、あきらめず立ち上がれるのは、やはり「遺伝子にスイッチが入っている」のだと思います。
ボランティアにも団結力が生まれていました。同じ思いを持つ人々が集まって一つの目的のために汗を流す。こんなに素晴らしいことはありません。是非、ボランティアを体験することをすべての人々にお勧めします。
おまけ
by y-yamatn
| 2011-05-05 18:58
| ボランティア