For the RUSH's blog トレイルランナーの記録

石巻大街道地区 震災ボランティア作業内容



我々のボランティア作業は、「倒壊しなかった住宅に住めるようにがれき類や泥を除去し、大工さんが入って内装工事できるように掃除するまで」でした。

動画では、流れ込んだガレキ類が除去された後の住宅に堆積した泥を土嚢につめて運び出す作業をグダグダと撮っています。

<作業の流れ>
1.外部のがれき類の除去
2.家の内部のがれき類の除去、床板はがし
3.家の周りの泥の除去(側溝含む)
4.家の内部、床下の泥の除去
5.消石灰で消毒
6.内部の掃除
7.内装工事
8.入居

 我々がやったのは主に3~6といったところでしょうか。

大街道地区の南側はすぐ港湾地区であり、そこには飼料工場および製紙工場があったため、飼料やパルプの入ったトンパック(フレコンパック)がゴロンゴロンしていました。津波のときにドンブラコと運ばれてきたのでしょうね。引き波のときに引っかかったのか、やがて水をすって沈降したのかはわかりませんが、重機が入れないところで作業の妨げとなっているので、人海戦術で取り除きました。動画でも2つ取り除いています。


後は、テントサイトのさらにグダグダな映像。
関係者以外見なくてよいです。
関係者って自分とキム兄のみw



ボランティア作業は8:30に集合し、マッチングした後、現場に向かい、9時過ぎから作業開始、1時間に1回程度休みながらw、4時前までやるという流れでした。かなりきつい肉体労働なので、長期的にやる場合は如何に楽をするか、ということが重要になります。

自分はたった4日間だったので、無理するなと声をかけられる程度にがんばりましたが、何カ月もいるなら、数日、あるいは日帰りというような短期に来る若いやつを(つぶれてもいいから)アゴで重機のように使って、作業を進める作戦が良いと思いましたw。
作業員を大量に受け入れるためには、20-30人を束ねて指示をだすリーダーが必要になります。我々のやった作業なら3日間あれば、出来不出来はあるにせよリーダーになれると思います。慣れた人なら初日からリーダーになれるかも!

なお、ヘドロにかけているのは消石灰でアルカリ性なので殺菌になるそうです。
やがて大気中の二酸化炭素と中和反応し、炭酸カルシウムになるので無害だそうな。

装備に関しては、キム兄にいろいろ指南してもらったので特に問題なしでした。
ヘドロを扱う場合は、ノウハウが重要になります。
ゴーグル、マスクはもちろん、グローブは耐油性のもの、カッパは使い捨てのもの(1000円以下の)、安全靴、釘踏み抜き防止のインソールなどなど。興味がある人は聞いてください!

ヘドロについて
 ヘドロは有機物を含み、含水率が高いのが特徴です。水の中に有機物と泥(そしてガレキ)が堆積するため、無酸素な還元的な環境で堆積します。このため酸素が不足し、硫酸還元菌などの嫌気性細菌が、硫化水素を発生させます。なので臭い(屁泥?)。また、ヘドロは真黒ですが(まるでイカスミ、コールタールですね)、これは主に硫化鉄の色です。



テントサイトでは飲んで寝るだけなので、朝夕は結構暇なんです。自分は石巻専修大学から門脇地区まで走って(片道4kmくらい?)、津波被害の様子を自分なりに見ていました。

以下はそのときの写真です。
津波の被害の写真は大部分が門脇地区のものです。

石巻で撮影した写真たち(スライドショー)
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Commented by なべぶたーX at 2011-05-05 15:28 x
地震後すぐ発病入院したのでほとんどヒトゴトでしたが、
dani殿、キム兄、すばらしいわ。頭が下がります。
今日は直接に話が聞けてよかったです。。
Commented by y-yamatn at 2011-05-05 18:01
吉村さんの大津波の本ありがとうございます。
さっそくかぶりつきで読んでいます。

ボランティアは3人で行けたら楽しかったでしょうね。
ひさびさに合宿気分でした。
山屋は災害ボランティアのポテンシャル高いですよ。
by y-yamatn | 2011-05-05 09:18 | ボランティア | Comments(2)