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3.11後の原子力・エネルギー政策の方向性

環境エネルギー政策研究所所長 飯田哲也(いいだ・てつなり)氏による11後の原子力・エネルギー政策の方向性についての講演。

テキスト
動画は以下に。


 今回の事故に際し、第3者的なご意見番として注目していた飯田哲也氏と、元NHK 池田信夫氏とは今後のエネルギー政策では、見事に対立している。ソース
 飯田氏 原発反対、自然エネルギーで2050までに100%まかなう

 池田氏 原発推進?、自然エネルギー、ガスタービン(天然ガス)など


 両社はツイッター上でも議論(いや誹謗中傷か?)している。
 例えば、

池田氏→飯田氏?
「原発を廃止して自然エネルギーで100%まかなえる」とか夢のような話をする人がいる。それができるなら結構なことだが、原発1基分(100万kW)の発電をするために太陽光パネルは山手線の内側いっぱいに必要。風力はその3.5倍。願望と事実は区別して議論してよ。

飯田氏→池田氏
国際的なディスコース(専門的論壇)もご存じない非専門家を相手にしても不毛でしょう。

これは典型的な電事連と御用学者とシロートの議論。 RT @montagekijyo: RT @ikedanob: 原発1基分(100万kW)の発電をするために太陽光パネルは山手線の内側いっぱいに必要。
 

 自分の印象だと池田氏は現実を見据えて冷静に分析されている。が、池田氏も指摘のように飯田氏は、「・・・は不可能ではない」という見通しを示している。また、原子力行政にかかわった人間として今後の対応について提言を多くされている。

 一方、池田氏は、自然エネルギーについての問題点を以下のように指摘している。

それより問題なのは、こうしたエネルギーの発電量が天候に左右されて不安定なことだ。太陽光は雨や曇りの日にも夜も使えないので、利用率は12%だ。風力は欧州のようにつねに偏西風の吹いている地域では比較的安定しているが、日本のような季節風地帯には向いていない。もし100%こういうエネルギーにして、長雨で無風の日が続いたらどうするのか。こうした電力はピーク時の増加分をまかなうピークロードには使えても、業務用の安定した電圧を求めるベースロードには使えない。

 これについて、飯田氏はスーパーグリッドがこれを解決する、と注目している。
 しかし、スーパーグリッドはまだ日本においては概念的なものであって、近い将来の現実的なものとしては、やはり池田氏のような電源のベストミックスが危機管理的にも重要で現実的だと思う。

★福島第一の処理については、、、
 飯田氏は「石棺化」が現実的だと言われている。燃料棒の取り出しなんて無理。
 スリーマイルすら格納容器をあけられたのは事故後10年後らしい・・・

 シミュレーション(いわゆるセーフティーコード)的には、炉心で何が起こっているか推定されている。これが日本にはできていない(あるいはまったく公表していない)。
 昨日、ニュースで出ていたが、ここにきて再臨界の可能性もあるという。塩素38※が根拠であるが、これについては東大の早野先生が、否定されている。
最臨界→再臨界(未だに塩素38→最臨界という議論があるみたいだが,ナトリウム24が見えていないこと,東電測定の塩素38mのデータが完全な誤りであることが明らかなこと http://bit.ly/h5xRwZ から,塩素38の報道だけから最臨界を論じるのは妥当でないです.)

Cl-38検出のみに基づいて再臨界を論じてはいけないわけ
※塩素38(自然界に存在しない)は投入した海水の塩素が中性子を吸収して生成する。半減期は37分なのだが、検出され続けるということは中性子が継続して放出されている(核分裂が起こっている→再臨界)と推定される。
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by y-yamatn | 2011-04-10 08:00 | Days | Comments(0)