田老町には過去の津波の経験から全長約2.5キロ、高さ10メートルを越える巨大防潮堤が作られている。
上記ブログより引用
明治以来、三陸沿岸部を襲った大津波は四度。
1.明治29年の三陸大津波
2.昭和8年の三陸大津波
3.昭和35年のチリ地震大津波
4.昭和43年の十勝沖地震大津波
田老町は、明治29年に1859人、昭和8年には911人もの死者を出し、いずれも壊滅的な大被害を受けました。しかしながら、この二度の大津波の教訓をもとに津波防災体制の整備が進み、昭和35年と昭和43年の津波では被害を最小限に食い止めることができたそうです。
しかしながら、今回はこの防潮堤すら役に立たなかった。。。
1000年に1度ともいわれるマグニチュード9.0の巨大地震のあと、その復興に際し、この事実はかなりの障害になると考えられる。
特に今後の住宅の立地の問題がある。防潮堤なしに復興は考えられないが、10m以上の防潮堤を完成させるとなると、かなりの事業規模だが、その後に住宅の建設となると・・・相当時間がかかるだろう。
防潮堤設置前の仮設住宅となれば、立地はさらに限られるだろう。
被災地を離れる人も増えるような気がする。
★石原慎太郎氏の発言。真意はどうあれ、選挙前に失敗ですね。たぶん、だめでしょう。国民を怒らせてしまった。
東京都の石原慎太郎都知事(78)の発言が波紋を呼んでいる。14日に都内で蓮舫節電啓発担当相と会談、節電への協力要請を受け、その後、記者団から東日本大震災の国民の対応について問われると、「我欲で縛られた政治もポピュリズムでやっている。それを一気に押し流す。津波をうまく利用して、我欲をやっぱり一回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う。被災者の方々はかわいそうですよ」と述べた。
本来の発言の意図は、日本人は豊かさに慣れすぎていて、もったいない精神を忘れてしまっている。一度、過剰な豊かさを放棄し、リセットすべきだ。今回の地震をそうとらえればよい。そんな意味かもしれない。
そうだとしても政治家として許される発言ではない。でも、言いたかったであろう意味は、本当にそうだと思う。化石燃料に依存したライフスタイルは現代人はなかなか捨てられるものではない。やっぱりなんらかの外的要因によってガツンとやられなければ、我々は根本的に生活を変えられないのだ。地道にCO2を減らす努力も高速無料化でパーだったし。あれも石原氏の言うポピュリズムの典型かもしれない。
ちなみに石原慎太郎氏の発言集

三陸にはリアス式を利用した100mくらいの津波避けのダムはどうでしょう?
原子力を補うほどの電力は作れないかなぁ、なんて思います。
原子力を補うために、将来的には燃料電池に期待ですが、水素をどう供給するかの課題です。これこそ、日本人による技術革新に期待です!
>kuro様
試験は無事すんだでしょうか。
気持ちは分かるが、それをいっちゃあ、ってやつでしょうか。
過去の発言からしてもなかなかのKYぶりです。

しかしながら、今回に限らず明治・昭和の三陸津波でも30m前後の津波が襲っているので(チリ地震と十勝沖は規模が小さい)、防潮堤での津波対策は完全にはできません。日本全国の海岸を50mの壁で覆うつもりなら別だけど(それでも防げないと思うけど)・・・と、他にもいろいろあるけどこのへんで。