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For the RUSH's blog トレイルランナーの記録

国破れて山河なし

善光寺の法要に行ってきた。

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 2011年3月11日14時46分18秒から1年。

 地震、津波の自然災害に加え、原発事故の3重苦。

 「国敗れて山河あり」とはいうが、原発事故によって、まさに「国敗れて山河なし」となった地域もある。
 被災者にとっては、大事な財産や愛する人を失っただけでなく、ふるさとまで追われてしまった人がいる。

 もし自分がそうなってしまったら、、、と想像するが、実際日本に住んでいる限り、西日本から関東にかけての沿岸沿いはかなりのリスクをはらんでいるといえる。まったく人事ではない。

 今回の地震を傍観している我々も、日本にいる限り、明日にでも被災者になる可能性があるのだと認識し、準備しておきたい。
 日本ではとりあえず一週間耐えられる水と食料を持っていれば、なんとかなるだろう、と思う。もちろん、ハザードマップの確認、安全な避難場所(家族との合流場所)、避難ルートの確認なども重要だろう。

 例えば、長野市洪水ハザードマップ 
 出典:長野市ハザードマップ

 以下の図は2010年段階での確率論的地震動予測地図(基準日:2010年1月1日)である。
今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率(平均ケース・全地震) 出典ここ

 東北大震災以降、この地図はおそらく見直しが必要になっていると思われるが、これは震災以前のもの。
 これを見るとフィリピン海プレートとユーラシアプレート間のプレート境界である南海トラフには南海、東南海、東海の断層面が分布する。これらが連動すれば、、、ちょっと考えたくないけれど。
 このようなプレート境界型の地震だけでなく、直下型地震もある。
首都圏直下型地震被害想定資料
国破れて山河なし_f0035460_19461915.gif

 図の出典ここ

 長野だと注意すべきは牛伏寺断層のようだ。
 震災の影響で、30年以内の発生確率が14%から25%にほぼ倍増したらしい。
 
 牛伏寺断層は日本列島の中部を横断する「糸魚川-静岡構造線断層帯」の一部。地震調査委の評価によると、周辺の断層と連動してマグニチュード(M)8程度の地震が起き、30年以内の発生確率は全国の主要活断層で2番目に高い。計算手法は異なるが、試算した25%の確率は活断層としては突出して高く、全国最高とみられる。
 遠田准教授は「高い危険度がさらに倍増していることを踏まえ、地震に備えてほしい」と話している。

 牛伏寺断層の地震確率、30年で25%に倍増 京大が試算
by y-yamatn | 2012-03-11 19:42 | 震災関連