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For the RUSH's blog トレイルランナーの記録

ハセツネ 2009 記録

★ハセツネ終わりました。今年1年の集大成。昨年のふがいないリタイヤから一転、今年は自分でもびっくりの結果となりました。以下、記録。

4:00 起床
5:10 出発
8:20頃 現地着
13:00 スタート
21:50頃 ゴール

マッサージ&救護で傷の応急処置
23:40頃 現地発
2:50 自宅着

リザルト ココ

第17回日本山岳耐久レース
男子総合 23位 
ナンバーカード 3665
CP1 2:47
CP2 5:26 (2:39)
CP3 7:36 (2:10)
Goal 8:48 (1:12)



<レース概要>
 スタートは自己申告タイムの看板10時間以内、12時間以内・・・にならぶのだが、なぜか10時間以内にぎゅうぎゅう・・・10時間以内は50人くらいのはずだが。今年からネットタイムの計測が行われるので、スタートは後ろから出発してもちゃんと計測するので(スタートラインまでにかかる時間は除いて計測する)押し合わないで、マイペースでスタートしてください、とのことだったが、皆スタート後に焦って前に出るのはトレイル入り口で発生する渋滞を避けるためなので、まったく効果なし。
 すぐにとは言わないが、スタートは改善してほしいなあ・・・それから控え室が明らかに足らない。後から来た人が気の毒だった。それから駐車場2000円は高いなあ。今年は8時過ぎですでに無料駐車場までが満車だった。来年はどうしよう・・・

 スタートはゆっくりやる予定だったので、前は陣取れなかったが、気にしない。
 皆恐ろしいほどとばす。70km以上の山岳レースとは思えない。まるで15kmのスプリントレースのよう。でも去年はそのなかにいた自分。今年は意に介さない。これが経験というもの。
 変電所の辺りで前方にO内さんとK島さんが話しながら走っているのを発見。こんなところでいるとは?話を聞くと、自分たちが遅いのではなくみんなが突っ込みすぎとのこと。フムフム。このペースなら9時間は十分切れると聞いて、なるほどと思う。なのでしばらく同じペースで進むことに。結果的にコレがよかったのだと思う。

 走りながら今年は体調がよいような気がする。ピーキングに成功したか、走った距離のせいか、分かりませんが。入山峠は確か47-8分くらいで入ったと思う。まあまあか。その後もゆっくりペースで。去年は醍醐丸あたりでリタイヤを考えはじめるほど疲れていたが、今年は快調!

 市道山の分岐あたりで1時間半くらいのラップを出せれば、俄然勇気が出ると思っていたら、実際は1時間25分くらいだった。ひょっとして今日はいけるかも?と思い始める。

 やがて第一関門の浅間峠CP1を通過。タイムを見れば、去年はあんなに突っ込んで2:50だったのに、今年は余裕を残して2:47!自己ベスト5分更新。このタイムに元気をもらう。しかし、浅間峠の応援はスゴイ。みなどこから集まってくるんだろう?

ハセツネ 2009 記録_f0035460_1257217.jpg


 CP1をすぎてしばらく進むと、なんとのまダッシュさんが立ち止まっている。様子を聞けば、足が痙攣しているという。しばらく前に140kmのレースに出られていたので(しかも、優勝ですから!)、やはりまだ回復されてないのかな・・・と思う。秘蔵の梅干を進呈しようかな・・・と思ったが、レギュレーション上、禁止されているので、挨拶だけで愛想なく通過。

 ここからは三頭山の登り以外は走れるところが多いので、きっちり走る。ここを走れないとタイムは望めない。ここでも快調に走れる。しかし、三頭山の登りはやっぱりヘロヘロ。この登りの途中でライト点灯。

 ライトを取り出すときに今回はじめてのおしっこ。恐る恐るだすと、やはり血尿だった。でも去年より大分うすいw。去年はこれでびびったが、今年は動じない。これが経験というものw

 山頂に達すれば距離的には半分だし、下り基調なので気分的には楽になる。鞘口峠まで転倒しないように慎重に下る。実はヲカダが鞘口峠まで応援に来てくれたらしいのだが、快調に走れていたので通過後到着したらしい・・・

ハセツネ 2009 記録_f0035460_12575573.jpg


 ここから月夜見までもそこそこ走れた。途中、フクロウが盛んに鳴いていて楽しかった。きっと居心地の悪い夜だったに違いない。
 月夜見はCP2でおととしは5:40で到着していたが今回は5:26。CP1-CP2間も少し短縮できたようだ。

 月夜見は唯一のエイドで、ポカリか水を1.5L供給してくれる。自分は1.3Lくらい水をハイドレに入れてもらい、残りは一気飲みした。
 この唯一のエイドから先は御前山と大岳山の大きな山を二つ越えなければならないのだが、これがまた苦しい。特に御前山はだらだらとした登りで、しんどいことこの上ない。この辺で後ろからライトが迫ってくる。こんなところで迫ってくるなんてきっと力のあるランナーに違いない、と思う。御前山を越え、大岳山に向かう途中(だったと思う)で、後続に道を譲ると、なんとのまダッシュさんとM井さんだった。そりゃあ、速いや。二人とも下りが速くてあっという間に距離ができた。

 その後、お二人から離されないようにがんばるが、少しずつライトは遠ざかってゆき、大岳山付近で見えなくなってしまった。
 だが、大岳山から向こうはいよいよ大きな登りはなくなる。しかし、その分、走れるので余力がないとタイムにモロ影響する。御岳のCP3に向かってガレた登山道をひたすら下る。途中、コース上に水場があるのだが、そこで黄色いウェアの人に会う。YG下さんだった。しばらく後を追わせてもらう。やはり実力者は登りでもきっちりリズムを刻んで走って進む。走る姿を後ろから拝ませてもらう。すぐにCP3につく。ここで7:40以内ならサブ9の可能性が出てくるわけだが、なんと7:36だった!ここで目が覚めたような気がした。トラブルがなければサブ9が十分達成できる状況である。CP2-CP3も自己ベストを20分くらい更新していたことになる。

 その後、YG下さんを追いながら、日の出に向かう。しかしすぐにYG下さんは見えなくなった。変わりに大岳山でちぎられたM井さんを日の出の登りで再度パスするが、やはり下りの速い方なので、日の出の下りですぐにちぎられる・・・

 やがて金比羅尾根に差し掛かる。ここは本当に走れる尾根だ。逆に走れないと話にならん!薄下りが多いので疲れていてトルクのない足でも結構スピードが出せる。しかも夜間で目の前に里というか夜景が迫ってくるので帰ってきた感がでてくる。なおかつ、よくがんばってきた、70km近く走って来て、まだ走れるなんて俺って結構すごいじゃん感も出てくるのだ。
 ここでしばらく併走した一人は登りが速くて下りが遅い感じだったので、下りのところでパスさせてもらった。それからゴールまでは一人旅。最後のロードに出ると、いよいよゴールかと思って感激。気分が高ぶる。去年はゴール地点で観戦していたが今年は自分がゴールへ。やっぱ、自分が参加するほうが断然楽しい。今回は笑顔でゴール。まったく予想していなかった、サブ9を達成した。最初から狙っていたら、つぶれていたかもしれない。気がつけば、意外にも好タイム、というのは一昨年の再現のようでもあった。

ハセツネ 2009 記録_f0035460_1015334.jpg



ちょっとだけ動画。



senjyoさんの動画
ちょうどこのとき上記ののまダッシュさんと会ったときです!
しかも、CP1でラップを押さなきゃならないのにストップを押したようで時計も気になり、senjyoさんに「またもや」気づきませんでした。しかし、きれいに撮れていますね!ありがとうございました!





<次回へのメモ>
ソイジョイやチョコなど固形物は絶対いらない。のどを通らない。梅干3つでよい。
リプレニッシュよかった。水2LでOK。暑くてもボトルいらん。
リプレニッシュは節約しながら飲んでいたのだが、コレだけ飲んでいるだけで結構走れるような感じ。定期的にジェルやAVSSを供給しながら走る。痙攣対策に梅干を5つも持っていったが、3つだけ無理やり消費。
by y-yamatn | 2009-10-12 10:37 | レース